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HTML5テクニカルノート

EaselJS 0.8.0 : 新たなイベント ー DisplayObject.addedとDisplayObject.removedおよびSprite.change

ID: FN1412008 Technique: HTML5 and JavaScript Library: EaselJS 0.8.0

EaselJSに新たな機能を加えるイベントがいくつか備わりました(「New events in EaselJS: added, removed, and change」参照)。

DisplayObjectインスタンスの親が変わったとき送られるバブリングしないイベントとして、DisplayObject.addedDisplayObject.removedが新たに備わりました。Flashを使ったことがあるユーザーにはおなじみです。典型的な使い方としては、これらのイベントを受取って、DisplayObject.stageプロパティを調べ、子インスタンスがStageオブジェクトの表示リストに加わった(表示される)かどうか確かめることです。なお、getterプロパティとしてDisplayObject.stageが加わったので、DisplayObject.getStage()メソッド[*1]を使うことは推奨されなくなります。

var sprite = new createjs.Sprite(spriteData);
sprite.on(“added”, function(event) {
  if (event.target.stage != null) {
    // Stageオブジェクトの表示リストに加わった
  }
});

また、SpriteクラスにSprite.changeイベントが備わりました。スプライトシートのフレームが切り替わると配信されます。すでにTweenクラスには同じ名前のイベントがありますので、足並みが揃いました。

sprite.on(“change”, function(event) {
  // スプライトシートのフレームが変わった
});

[*1] 使用が推奨されなくなったプロパティやメソッドは、オンラインの「API Documentation」で[Deprecated]にチェックをつけないと説明が表示されません(図001)。

図001■「API Documentation」で[Deprecated]にチェックをつける



作成者: 野中文雄
更新日: 2014年12月23日 注[*1]を追加。
作成日: 2014年12月18日


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