Macromedia Director非公式テクニカルノート
Buddy API: baVersion
| ID: FN0301002 | Product: Director |
Platform: All
Buddy API
バージョン情報を、ストリングで返します。
シンタックス
sResult = baVersion(バージョンタイプ)
引数
バージョンタイプ 調べたいバージョンのタイプを、ストリングで渡します。指定できるストリングは、つぎのとおりです。
| ■Windows & Macintosh共通 | |
| "os" | 現在のオペレーティングシステム |
| "qt" | QuickTime 2以前のバージョン |
| "qt3" | QuickTime 3以降のバージョン |
| ■Macintoshのみ | |
| "mac" | MacOSのバージョン |
| ■Windowsのみ | |
| "windows" | Windowsのバージョン |
| "nt" | Windows NTのバージョン |
| "dos" | DOSバージョン |
| "build" | Windowsのビルド |
| "service pack" | インストールされているサービスパック |
| "nt type" | NTのプロダクトタイプ |
| "vfw" | Video for Windowsのバージョン |
戻り値
引数で指定されたバージョン情報を、ストリングで返します。
たとえば、"os"を指定すると、Macintoshでは"Mac9"/"Mac10"などの値が、Windowsでは"Win98"/"WinME"/"WinNT"/Win2000"/"WinXP"といったストリングが返ります。
例文
以下のステートメントは、現在のオペレーティングシステムのバージョンをストリングで取得します。
sResult = baVersion("os")
*注記
QuickTimeのバージョン2までと3以降では、大幅な変更が加えられました。Windowsでは、これらのバージョンがひとつのシステムに同時に存在することが可能です。引数"qt"はバージョン2以前の情報を調べ、"qt3"がバージョン3以降を確認します。Windows版の戻り値と互換性を保つために、MacintoshでもQuickTime
3より前のバージョンがインストールされている場合に、引数"qt3"では"0"を返します。
引数"service pack"および"nt type"は、Windows NT/200/XPで使用することができます。引数"nt type"で、Windows NTを調べると"server"あるいは"workstation"という値が返ります。Windows 2000では"server"または"professional"、Windows XPなら"professional"あるいは"personla"という値が返されます。
参考資料
Buddy API 3.51/Windows & 1.3/Macintosh付属ヘルプ
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作成者: 野中文雄
作成日: 2003年1月11日
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