サイトトップ

Director Flash 書籍 業務内容 プロフィール


Design Techniques with Macromedia Flash MX
Soundオブジェクトの使用

Soundオブジェクトの作成(6-11)
Soundオブジェクトを使ってメソッド(コマンド)を実行するには、まずActionScriptでオブジェクトのインスタンスを作成する必要があります。Soundオブジェクトの作成というのは、インスタンス作成のための特別な関数を実行し、その結果作成されたインスタンスを変数に代入するという処理です。

インスタンス作成のための特別な関数は「コンストラクタ」と呼ばれ、その実行と変数への代入は、つぎのような1行のステートメントで行います。なお、フレームアクションは、タイムラインに"actions/labels"といったスクリプト専用のレイヤーを作成し、そこに設定します。

<Soundオブジェクト用の変数> = new Sound(<ターゲット>)

メモ: ターゲットにはタイムライン(MovieClipのパス)を指定します。サウンドは、その指定されたタイムラインを単位としてコントロールされます。ターゲットを省略すると、ムービー内のすべてのサウンドが制御されることになります。

たとえば、Soundオブジェクトをメインのタイムラインに配置したMovieClipインスタンスmy_mcをターゲットとして作成し、そのインスタンスを変数birdieに代入するには、ステートメントをつぎのように記述します。

birdie = new Sound(_root.my_mc);

このステートメントを記述した後は、変数birdieに対してSoundオブジェクトのさまざまなメソッド(コマンド)を実行することができます。その制御は、メインのタイムラインに配置したMovieClipインスタンスmy_mcに配置・設定したサウンドに及びます。

[参考: Sound.loadSoundメソッドでイベントサウンドを読込んで再生する]

サウンドのリンケージ(6-12)
ActionScriptを使って[ライブラリ]に登録したサウンドにアクセスするには、サウンドのリンケージを設定する必要があります。このリンケージに指定した名前(識別子)が、ActionScriptで使用(参照)されます。

[中略]

2. ダイアログボックスが開き、サウンドへのリンケージを設定できます。[識別子]ボックスに、サウンドのリンケージ名を入力します。この識別子が、ActionScriptで参照されます。[ライブラリ]パネルには、デフォルトではサウンドの名前として、"sound.wav"のようなファイル名がそのまま使用されます。[ライブラリ]パネルに登録されたシンボルやサウンドの名前は、ActionScriptで使用することはできず、必ずリンケージ識別子を設定しなければなりません。

メモ: 識別子には、インスタンス名やフレームラベルと同様に、半角の英数字か「_」(アンダーバー/アンダースコア)を使います。先頭を数字にすることはできません。


Copyright © 2001-2006 Fumio Nonaka.  All rights reserved.